ニキビ肌だった人が若く見える理由。
今まで、何度か学生時代の大きな同窓会に出たことがあります。
その時感じたことですが、女性で昔ニキビが多かった方は、40歳を過ぎても肌がとても若くみえるということです。
これにはいくつかの理由があります。
1. 皮脂の分泌が多いので、肌が潤うこと。
2. ニキビの原因である「アクネ菌」に、保湿成分を作る力がある。
3. ニキビが多い人は、細胞が老化しにくい遺伝子を持っている。(イギリスの科学者シモーヌ・リベロによる研究。まだ仮説の段階)
1は納得がいきますし、3はまだ仮説の段階なので確実とは言えないのですが、2の「アクネ菌」が保湿成分を作るというのは意外ですよね。
アクネ菌といえば、ニキビの原因の代表的なもので、悪いイメージがありますが、誰の肌にも存在します。
肌の表面にいて十分な酸素に触れている時は、肌を弱酸性に保って悪玉菌の繁殖を抑え、グリセリンなど天然の保湿成分を作って肌をうるおわせます。
ところが、過剰な皮脂などで毛穴が詰まった時、アクネ菌が酸素に触れなくなると、毛穴の中で炎症を起こし、赤ニキビの原因となるのです。
現在の皮膚科で最新のニキビ治療法は、毛穴の詰まりを取る方法に変わっています。
このアクネ菌が肌に多い方は、思春期などの皮脂過剰な時期には、ニキビになりやすいのですが、大人になって皮脂の分泌が減ってくると、悪玉菌を押さえ、肌をうるおわせるという働きが強くなるので、若々しい肌を保てるのです。
とはいっても、中学生〜高校生にかけてのニキビって困りますよね。
僕も、高校時代にニキビができて悩んだ時期があり、皮膚科での治療や色々な洗顔法など試してました。
次回のブログ(11/21更新予定)では、効き目があった + 友人の皮膚科医に聞いたニキビ対策をご紹介したいと思います