なぜ、大食いタレントはコーラを飲むのか?
11/9放送の「ジョブチューン」というテレビ番組で「料理の量が多すぎる」という名古屋の喫茶店「カフェテラス ダッカ」が紹介されていました。
そこに大食いタレントの三宅智子さんという30代のスリムな女性が来て、ナポリタンスパゲティ22人前、重さにして約7kgという山のような量を食べるというコーナーが有りました。
下の写真は他の大食いタレントさんのインスタですが、これで16人前ですから、さらに4割くらい多いのです。
ハイペースで、食べる三宅さんですが、7割位食べたところで「苦しい」と言い出し、ギブアップかと思いきや、なんとコーラLサイズを追加注文したのです。
コーラを飲んだ後、またナポリタンを食べ始め、完食しました。
僕も、何度か大食い番組を見たことがありますが、この「お腹が苦しくなったら、コーラを頼む」というシーンによく出会います。
なぜ?と不思議に思いますが、実は理にかなっているのです。
それは
「炭酸飲料を飲むと、胃が大きくなり、食欲が増す」
からです。
まず、炭酸ガスで胃が膨れて、一時的に大きくなります。
それだけでなく、炭酸ガスが胃壁の内側の血管を刺激し、血流を増加させます。
その結果、胃の中の食べ物を腸に押し出そうとする働きが、活発になるのです。
(ただし、消化不十分のまま押し出すので腸に悪いです)
また、炭酸飲料を飲むと「グレリン」という食欲を増すホルモンが増えることもわかっています。
糖分もカロリーもゼロの、水と二酸化炭素だけの炭酸水も、食欲を増やします。
食事前の乾杯のシーンに、居酒屋ではとりあえず生ビール、レストランではシャンパンなどのスパークリングワインを飲むことが多いのですが、これは、その後の食事をたっぷり楽しむための理にかなった行動です。
ということは、スリムな体型を維持したい、あるいはダイエットしたいという一般の方は、炭酸飲料の摂取を減らした方がいいでしょう。
大食いタレントさんは、なぜか大量に食べるのに細い人が多いのですが、あれは特殊な体質だからです。